相変わらず気候は不規則で、このところずっと大変寒い。 6月になって暖房が必要だったりして、畑の作物も生育が今ひとつ。 暑さは嫌いなはずなのに早く夏にならないかなあ、と空を見上げたりするのです。 ●あきちゃん2歳の誕生日 早いものであきがもう2歳になった。6歳のお姉さん仁菜とは性格が大きく違っていて、天真爛漫にして陽気で率直だ。訪ねてくるとニコニコ走ってくるから、迎える側からするととても可愛く思う。仁菜の持つはにかみや慎重さはまるでなくて、きわめて分かりやすい性格と言えそうだ。上と下で子供の性格が違ってくるにはなにか一般論もありそうだし、有巣と仁木の幼少期も同様だった気がする。「カインとアベル」や「エデンの東」や「リバーランズ・スルー・イット」は男兄弟の話として理解できるけど、女の子はどうなんだろう。 ●機械倉庫の再建 春先から積雪のために倒壊した機械倉庫の再建作業を続けて、ようやく完成した。写真は建設途中のものだが、前のドーム型屋根から普通の切り妻屋根に変更した。こちらの方が積雪に強いように思ったからだ。しかしいずれにしても屋根に大量の雪が乗ったら危険には違いない。頂上の棟のラインを除雪するとか、室内でストーブを焚くとかの対策は必要だろう。倒壊で痛んだものを始め、なんとなくしまい込んだものなどを大量に捨てたので、新倉庫内はすっきり片づいている。 ●新しい池にスイレンを植える 昨年掘った池は積雪に埋もれて冬を越し、春の雪解け水を満々と溜めて健在だ。周辺の緑化が今年のテーマだが、その作業に先立って池の内部に水生植物を植えた。スイレンとガマを30株づつ、ハナショウブなどの花類をあれこれ10種ほど、外周にはヤナギランやミソハギなど、水路にはエゾノリュウキンカやミズバショウなど、あれこれまとめて力仕事だった。それぞれがうまく育つかどうか様子を見てみよう。水性植物の後は池回りの芝生植えだ。トラクターで何周も耕して回ってから種蒔きをした。タイミングよく雨も降って、芽が出始めたところだ。 ●宇土有巣先生ついにクリニック開業! 研修医を終えてから長い間勤務医として現場で修行をしてきた有巣が、とうとう自らの医院、クリニックを開業することになった。場所は札幌市の隣の江別市で、ここにあった医療法人をそっくり買収し、自らその理事長を務める形だ。「あさひ町大通りクリニック」というのが医院の名称で、訪ねてみると思いがけず規模が大きく、建物も新しい。前理事長が譲渡を前提に新築したのだそうだ。有巣君は念願の開業を果たして、ひとつ人生上の節目を迎えている。彼の活躍と成功を家族みんなで願っている。 ●結婚式のお祝いでバグパイプを演奏する 我々が暮らすのは赤井川村の「日の出」という地区で、ここには20件ほどの農家がある。最近ではその半分ぐらいがニューカマーになってきて、ちょっとおもしろい住民の構成だ。特筆すべきは新旧の住民がうまく融合していることで、一昔前の排他性はもうどこにもない。 ニューカマーにもいよいよ二代目が出てきているが、すぐ近くの友人の息子さんが結婚して、そのお祝いの会が開かれた。ヘタなバグパイプ演奏でお祝いをしたが、皆さんに好意的な拍手をしてもらった。 ●徳島に野田知佑師を訪ねる 毎年一回は訪ねることにしていた徳島の野田御大なのだが、昨年はタイミングが悪くて実行できなかった。訪問の相棒は小学館の宮川青少年なのだが、編集者というのは中々大変な仕事らしくて、日程がむずかしい。彼は入社してすぐに『Be-Pal』誌の編集部に入り、野田さんもぼくも彼と仕事をすることなった。それぞれ長いおつきあいなのである。久しぶりの野田さんはとても元気で、楽しい時間を過ごさせてもらった。日和佐八幡神社へ行くとあたりには沢山の楠があって感動的だった。この写真を眺めて、昔々20年も前に鹿児島の甑島で撮った三人の写真を思い出したが、残念ながら探し出すことはできなかった。 ●四国の池めぐり 野田さんの住む徳島美波町から西へ高知に入り、室戸岬を越えると北川村という所がある。この村にある「モネの庭・マルモッタン」という施設を訪ねた。印象派の画家、クロード・モネがジヴェルニーという所に作った庭は有名で、『モネの庭』として公開されている。それをそっくり日本に輸入したのが北川村の『モネの庭・マリモッタン』だ。モネの庭、と聞いてすぐ浮かぶのがスイレンの池で、今回の訪問もわが家で進行中の池のための偵察だ。期待どおり大いに参考になった。写真は帰路に立ち寄った高松の栗林公園で、ハナショウブが見事だった。 ●元Be-Pal編集長岩本さん一行来訪
6月前半はちょっとBe-Palづいていて、元編集部の宮川と野田知佑師を訪ねたすぐ後で今度は元編集長とお会いすることになった。ずっと昔に東京神田で野田師の仲介で岩本さんと初めて会った。それから何度も連載のページをやらせてもらい、何冊か単行本にもなった。上記三名の皆さまには大変お世話になったのである。野田師の連載はいまだに続いているが、岩本さんは定年退職され、宮川は別な編集部に在籍している。わざわざ立ち寄ってくれた岩本さんと楽しく旧交を温めるのであった。 コメントの受け付けは終了しました。
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5月 2024
ご案内「藤門弘の北海道フォト日記」は夢枕獏さんのホームページ『蓬莱宮』にも転載されていますので、そちらもごらんください。 |