本年1月から2月にかけての最大のトピックは、新しい子猫がやってきたことだ。 「犬派」だったのに一体どうしたの?という人もいるのだが、小さい頃からわが家にはいつもネコがいたんだよ、とか、飛騨時代には最大8匹もネコがいたんだぜ、とか言い訳している。 それはともかく、子猫はやっぱりかわいい。前のチリさんが一歳を迎える前に仲間をひとつ、ということなのだが、このふたり組が楽しいのだ。このところ毎日、ネコ見物で日を送っている。 ●新入りは「ペッパー」 最初のネコが「チリ」なので今度はペッパー。呼ぶときは短くして「ペパ」ということにしている。ネコ好きの人なら写真で分かると思うが、「メインクーン」なる品種だ。前のチリはいわゆる保護ネコだったが、同じ手順で探しても中々好みのネコが見つからず、ようやく条件にあう子ネコがいたと思ったら、保護主がエキセントリックで話にならないし、結局純血種をブリーダーから買うことにした。 調べて分かったのだが、ネコというのはびっくりするような値段で取引されている。模様というか柄というか、それだけの違いなのに上等なのは50万円もする。そんな驚愕価格は避けて、まずまず手頃だったのが、ペパ選手だ。来てすぐはチリが嫌うし、犬は吠えるし、なのでぼくの部屋で育てた。一緒のベッドで寝て、朝起きると眼前でニャオと鳴き、ハッピーな毎日だった。現在はサンルームに移動して、他の皆さんと一緒に暮らしている。ここをクリックして編集する. ●犬とネコ、わが家の場合 ひと言で言えば「平和共存」ということになるのだが、これは主として犬側の能力の高さによるものだ。吠えてはいけない、優しくでも咬んではいけない、鼻で押してもいけない、なにかするならそっと舐めてあげなさい。そう犬たちに言い聞かせれば、彼女たちはそのようにネコを扱う。一方ネコは、主人がなにを言おうがそんなことは一向にかまわず、自分のしたいようにする。犬と遊びたければ遊ぶし、嫌ならフン!と言ってどこかに行ってしまう。そういう自分勝手がネコの身上であり、行動規範だ。だから、時として犬の鼻をひっかいたり、尻尾をくわえたり、水飲みを妨害したり、好き勝手やりつつ、ひとまず平和に仲良く毎日を過ごしている。ここをクリックして編集する. ●久しぶりの五人組集合 ぼくを別にして超多忙な面々なので中々5人全員が揃わなかったのだが、数年ぶりに顔をそろえることができた。2月のとある日、ゲストの2名も加わって大いに賑やかな一夕を過ごしたのでありました。場所は奈良、モンベル会長の辰野さんが改装オープンしたゲストハウス。写真右から辰野勇会長、野田知佑御大、不肖私、文豪夢枕獏、一番奥から寺田克也画伯、林家彦いち師匠、巨匠佐藤秀明、本松助手、辰野夫人、というメンバーだ。奈良公園にリゾートホテルを作るという計画があるらしく、それへの反対運動について相談もあった。遊んでばかりじゃないのよ。ここをクリックして編集する. ●バグパイプバンドに参加! 2年程前にスコットランドへ行って、エジンバラで「ハイランド・ドレス」なる民族衣装をオーダーメイドした。いつか着てやろうと思っていたのだが、ようやくチャンスがやってきた。冬期のアジア大会というのがあって、そのカーリング種目の決勝戦に参加したのだ。といってもちろんカーリングをやるわけではなくて、この競技はスコットランド発祥らしく、競技会にはバグパイプバンドが演奏をするしきたりらしい。いつか一人前のパイパーになろう、と決意は堅いもののいまだ道遠しのぼくはドラムを担当である。それも超特大のドラムで、ハーネスで装着すると前がまったく見えなくなる。音が大きいので思い切り叩くと結構爽快だ。ここをクリックして編集する. ●ネコたちのバードウォッチング 冬になると野鳥たちに給餌をする習慣だが、フィーダーは勝手口前の樹とサンルームの端の二カ所にセットしてある。エサはヒマワリの種、鳥は主としてカラの類5種だ。フィーダーは自作も含めてあれこれ使ってきたが、結局プラスチックの円筒形のものがベストだと思うようになった。使っているうちにどんどん大型化してきて、現在のものは市販で最大のものだ。なにしろ鳥の数がすごいのだ。 このバードフィーダーであまり歓迎されないのがエゾリスの諸君だ。彼らの食欲はすごくて、またたく間にヒマワリが減ってしまう。鈍感なのかどうか、窓ガラスのこちら側からネコたちが脅しても全然気にしないエゾリス君なのである。ここをクリックして編集する. ●『ファーブル昆虫記』に挑戦 ある知性派老人とお話をしたら、その人は70歳を記念してマルクスの『資本論』を読み始め、75歳で完読したのだという。この話に大いに感銘を受けて、なるほどこういうインテリも世の中にいるのだなあ、世の中真っ暗闇だけどまだ日本もかろうじて大丈夫かも知れない、というようなことを思った。その人に倣って、大分方角も質も違うが『ファーブル昆虫記』全10巻、20冊を読むことにした。ひとまず前半の5巻10冊をセットで購入、読み始めたところだ。これがおもしろい!『資本論』は学生の時に挑戦して第2巻で挫折したが、ファーブルは最後まで行けそうだ。奥本大三郎訳でイラストも脚注も良い。当分楽しめそうだ。ここをクリックして編集する. ●キャットウォークを張りめぐらせた
なんだかネコの話ばかりだけど、冬ごもり中の大工仕事としてサンルームの窓上方に一周キャットウォークの設置をした。延長で20メートル近くもある。ネット情報によると、最近は最初からネコ用に家を設計するようなことがあるらしく、いくつか実例も紹介されている。そこまでやるか、という気がするようなものもあるが、たしかにネコは垂直方向に移動する生き物ではある。チリとペパ組にもなにか作ってやろう、冬で暇だし、というような工事であった。写真の一番上のレールの左右にはふたりそれぞれのネコ小屋があり、それを越えると窓側の半周レールに至る。結構大工事だったけど、当然ネコたちはありがとうなんて言わない。ここをクリックして編集する. コメントの受け付けは終了しました。
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2月 2024
ご案内「藤門弘の北海道フォト日記」は夢枕獏さんのホームページ『蓬莱宮』にも転載されていますので、そちらもごらんください。 |